「細川紙」と「イチローズモルト」を知る
中央支部視察研修会で「細川紙」と「ベンチャーウイスキー」を訪問
ユネスコ無形文化遺産に登録された「細川紙」は、長年培われた「和紙製法」の伝統を守りながら、受注先のニーズに応じた和紙を作り続けています。
今回の視察で、説明をいただいた5代目の久保さんは30代前半の若手後継者で、商工会青年部員でもあり、和紙のまち「小川町」の地場産業を継承しようと積極的に活動されていたのは好感を持てました。
イギリスの『ウイスキーマガジン』のジャパニーズモルト特集で、最高得点の「ゴールドアワード」に選ばれた「イチローズモルト」。その蒸留所「ベンチャーウイスキー」は、秩父市の工業団地内にあります。
現社長の土肥さんは、父親が経営していた酒造メーカーが廃業に迫られた時、その「ウイスキー部門」を継承されました。
会社は平成17年の設立ですが、年間3万本を製造されており、単価1万円以上の商品は常に完売し、創業以来の黒字経営を行っています。
蒸留所自体は小規模ですが、樽に入れられ熟成のために保管されている樽が1500本以上。単に事業規模が大きいだけでは得ることのない〝こだわり〟の商品は、多くのウイスキー愛好家に支持されていると感じました。
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細川紙
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