防災の要「防災地下神殿」と「草加煎餅」を体験する
R1年6月26日(水)中央支部と与野商店会連合会合同で視察研修会を実施しました。
埼玉銘菓と云えば、最初に思いつくのは草加煎餅ではないでしょうか。
今回は草加市民に愛される煎餅処「丸草一福本店」を訪問し、煎餅の歴史と手焼き体験をしてきました。
古道具や骨とう品が並ぶ事務所で煎餅の歴史を伺い、工場を見学してから待ちに待った煎餅の手焼き体験に移ります。
一通りおせんべいの焼き方をレクチャーいただきいざ本番です。炭火で煎餅の種が過熱していくと、箸でひっくり返す、瓦で押すのてんやわんやの大騒ぎ!ですが焼き上がりは香ばしい煎餅となり皆満足の様子でした。
次は国土交通省江戸川河川事務所「首都圏外郭放水路」を訪れました。
最初に「龍Q館」で、見えない地下で効果を発揮する首都圏外郭放水路の機能や役割を中心に、江戸川に関する事業や自然環境や洪水のこと、川についてなど、いろいろ楽しく学びました。
施設のネーミングは、館のある春日部市(旧 庄和町)に伝わる「火伏の龍」伝説と、「AQUA(水)」にちなんだものだそうです。
そして本見学会のメインでもある、首都圏外郭放水路地底探検の始まりです。
外郭放水路は、国道16号の地下約50メートルに建設された延長6.3キロメートル、高さ18メートル、重量500トンの柱が59本もそびえ「地下神殿」とも呼ばれる巨大な調圧水槽からなる防災施設です。
入口は広々とした広場にポツリとあります。
中に入ると、ひんやりとした約100段の階段が地下に続きます。数日前までは大雨で放水路はほゞ満水状態だったそうです。
泥水が残る通路を注意をしながら降りていくと、巨大な空間が出現します。
汚泥はブルトーザーで処理された後でしたが、大水の生々しさが伺えました。
最後に巨大竪穴「第1立坑」を見学。立坑は深さ約70メートル、内径約30メートルの巨大な竪穴で、作業用の階段昇降通路(キャットウォーク)を上部から拝見し、竪穴の迫力を存分に体感しました。