「近代化遺産?」
用水の暗きょに覗くレンガ造りのアーチ…
コンクリートの壁画か?と思わせるこの風景…
さいたま新都心駅のホームからチラリと見えるので「何だろう?」と思われた方もいるのでは…
実はこのアーチ、高沼用水に架かる旧中山道の「高台橋」で、明治時代に建築された煉瓦造りアーチ橋の遺構なのです。
5重煉瓦小口構造のアーチリングは全国的にも貴重で土木学会の「近代土木遺産」に選定されています。
残念ですが今はコンクリートに覆われてしまい、橋の西側のみ当時の面影を見ることができます。
古代の遺跡って土の中から発掘されますよね。
この高台橋を見ていると「ああー遺跡って、こうして土の中に埋まっていくんだな」と感じさせてくれます。
なお橋の付近は立ち入り禁止となっていますので、見学は「さいたま新都心駅ホーム(東京寄り)」からとなります。
”埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-103”
”埼玉県さいたま市大宮区北袋町1-103”